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堀江 知義; 川崎 幸三; 能代谷 彰二*; 小泉 淳一*
JAERI-M 85-033, 32 Pages, 1985/03
核融合装置は、多くの真空機器によって複雑な真空系を構成しており、その設計、性能評価の際に任意の場所の圧力応答を求めることは重要である。それには、理論解に基づく式だけでは不充分であり、数値解析コードが必要である。本解析コードPRALは、流量の平衡式より得られる非定常、非線形の連立常微分方程式を差分法によって数値的に解析するもので、分子流、粘性流の両者を考慮できる。コードの妥当性を検証するため、簡単な例題を与えて理論解と比較した。さらに、複雑な形状を解析し、実測結果と比較したが、良好な結果が得られた。本コードは、核融合機器などの真空機器の性能評価を行なう上で、有力な解析ツールになるものと期待される。
堀江 知義; 川崎 幸三; 平塚 一; 安光 直樹*
JAERI-M 84-097, 31 Pages, 1984/05
JT-60用圧電素子弁を実機に取付けた状態で実施する圧電子素子弁流量の較正方法について、試験及び会席の両面から検討した結果、以下の点が明らかになった。(1)圧電素子弁の竜量較正方法として、ゲート弁を開けた状態でポートマニホールド枝管圧力を測定して行なうダイナミック法を適用できる見通しを得た。(2)小容量圧電子素子弁が取付けられる枝管の圧力は、大容量圧電子素子弁の動作によって影響を受けるため、正確にガス注入量を求めることはできないため圧力上昇分の補正が必要である。(3)大容量圧電子素子弁のガス注入量測定に、MKSバラトロン真空計の1Torrセンサを使用すると、ガス注入時の圧力変化によって、センサのダイヤフラムが振動するため。ダイヤフラムの手前にオリフィスを設るなど改善の必要がある。